それ、連打する必要ないですよ (あるいは、怠惰にテキスト編集するために)
他の方が PC を操作しているのを見てて、頻繁に「それ、そんなに連打する必要ないよ」と言いたくなりますが、こういうのを指摘すると嫌われる[要出典]ので、ブログにでも書いてみよう。
という趣旨です。
検証が面倒なので、以下の環境を前提として書いてしまいます。組み合わせが違っても動くでしょう。
- Windows: フル JIS キーボード
- macOS: Macbook Pro のキーボード
- bash などのコマンドライン (GNU readline の CUI*1 )
行頭/行末へ移動
Win | mac | readline |
---|---|---|
Home/End | Cmd-Left/Right | Ctrl-a/Ctrl-e |
空行を加えるなどの操作で頻繁に登場する「行頭/行末」への操作です。便利。
Home キーって何に使うんじゃいという方にも*2 。
先頭行/末尾行へ移動
Win | mac |
---|---|
Ctrl-Home/End | Cmd-Up/Down |
複数行のテキスト欄があるときに便利です。 行指向の操作より頻度は少ないものの、Wiki の編集などで末尾に飛びたい場合はありますよね。
単語選択
Win/mac |
---|
ダブルクリック |
けっこう賢くて、気の利いた環境だと「単語選択だが、Backspace で削除すると、直後のスペースもよろしくやってくれる」ことがあります。
行選択
Win/mac |
---|
トリプルクリック |
推し。住所などの単一行の入力欄だったら実質「全選択」として使えます。コピペもOK。
すでにある記述を削除して新しい内容を入力するときに「矢印キー連打で行末に移動→Backspace 連打で内容削除→」などとやっては、まさか、いないでしょうね?
単語削除
Win | mac | readline |
---|---|---|
Ctrl-Backspace | option-delete(BS) | Ctrl-w |
便利です。Ctrl(option) をくっつけると、矢印キーや BS キーが単語指向になります。
Ctrl-w は Vim の挿入モードでも使えます。これも推しです。
ちなみに bash などの readline な入力欄では「単語」の定義が「スペースを見つけるまで」になるのでちょっと注意。
行頭〜カーソルの前をすべて削除
Win | mac | readline |
---|---|---|
Shift-Home, BS | Cmd-delete(BS) | Ctrl-u |
推しの C-u を紹介するためだけに設けた項目といって過言ではない。Vim の挿入モードでも使えます。
macOS の Cmd-delete も大変便利でございます。